顔に汗をかかない方法 | 汗を抑える漢方薬・制汗剤・手術等の対策
「顔から汗がポタポタと垂れて恥ずかしい」「汗で化粧が崩れる…」など、生活の様々な場面で支障をきたす「顔汗」の悩み。他人から指摘を受けて恥ずかしい思いをすることがないよう、しっかりと対策をとっておきたいものです。
今回は、顔に汗をかかない方法についてまとめます。
顔汗を抑える漢方薬
漢方薬はうまく体質にあったものを見つけられると、顔汗を抑える効果が期待できます。
多汗症に効く漢方薬としては、防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)等が有名です。

顔汗用の制汗剤
最も手軽な顔汗をかかない方法として、制汗剤の使用があげられます。ドラッグストア等で見かけるボディ用の制汗スプレー等は、顔への使用に適していません。インターネット通販で「顔汗用の制汗剤」というものが販売されていますので、それらを利用するようにしましょう。
代表的な商品としては、サラフェプラス等があげられます。メイクの上からでも使用できるため、日中の塗り直しにも便利です。

汗を抑えるツボ押し
自分でできる対策として、汗を抑えるツボ押しを試してみるのも良いでしょう。
ツボは強く押しすぎず、「痛気持ち良い」程度の力加減で押すことが大切です。多汗症に効くツボとしては、「陰郄」や「後谿」などのツボが代表的です。

汗止め帯
胸の高い位置を帯などで結ぶことで、顔に汗をかかないようにする方法があります。これは「半側発汗」という体の反応を利用したもので、厚い着物を着る舞妓さんはこの方法で顔の化粧崩れを防いでいるといわれています。
「汗止め帯」という専用の商品も販売されています。
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ETS手術
顔に汗をかかない方法の最終手段として、ETS手術(胸腔鏡下交感神経遮断術)があげられます。これは、脇の下に小さな穴を開けて交感神経の一部を遮断する手術で、手のひらや顔・頭部等の汗を抑えることができます。
ETS手術には、汗が減少した場所以外のところから多く汗をかくようになる「代償性発汗」という副作用があります。代償性発汗の現れ方には個人差があり、やり直しがきかないため慎重に検討する必要があります。

まとめ
今回は、漢方薬や制汗剤など、顔に汗をかかない方法についてご紹介しました。
顔汗を抑える対策には様々なものがありますが、それぞれ効果やかかるコスト・副作用も異なります。まずは手軽なところから、自分に合ったものを選んで取り組んでみると良いでしょう。